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2010 年度 実績報告書

意識障害患者の機能予後の改善を目指す生体リズム調整看護プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 22659398
研究機関西南女学院大学

研究代表者

清村 紀子  西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (90331008)

研究分担者 深井 喜代子  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (70104809)
キーワード概日リズム / 生体リズム調整 / 脳血管障害 / 意識障害 / 看護介入プログラム
研究概要

本研究の目的は、脳血管疾患の急性期にある患者の概日リズム(以下、CR)を健康レベルに変化させ得る看護ケア技術を開発し、最終的に意識障害を遷延化させず機能予後を高めるCR調整看護ケアプログラムを探求することにあり、意識障害患者に対する看護の体系化、ひいては看護科学の発展に寄与することを目指す。本年度は、介入研究に向けて本学及び協力医療機関倫理審査委員会の承認を得て以下の準備を進めた。
1.既存文献結果をサブストラクションの手法を用いて整理し、結果分析の際の独立変数とOutcome指標を抽出した。結果、独立変数として年齢・性別・疾患の重症度・物理的環境要素・発症前のADL・既往歴が抽出され、Outcome指標として意識レベル・認知機能が抽出された。本研究における妥当性についての検討を更に継続する予定である。
2.基礎的データとして健康成人を対象に、48時間連続1分間隔で心電図を測定しMEM解析した。CR及びコサイナーパラメーターであるAmplitude・Acrophase・Measorについて、Halberg's Methodによる分類別(τ20-28:circadian rhythm、τ<20:ultradian rhythmτ>28:infradian rhythm)・年齢別・性別に分析検討した。結果、対象者のCRは、平均24.8時間(SD5.0)の周期リズムを刻み、Amplitudeは統計学的に相関が認められた。また、CRのリズム周期の男女差は著しかった。
3.基礎的データとしての脳血管疾患急性期患者のCR関連データの収集に向けての準備を進めた。順次条件を満たした患者についてのデータ収集を進める予定である。
次年度以降は、基礎的データを継続するとともに、介入研究に向けてのプロトコール作成にあたる予定である。

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公開日: 2012-07-19  

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