本研究の目的は大都市と都市部以外の地区に住む幼児のTEWL(経表皮水分喪失量)とDemographicsを記述し、その特徴や関連要因を探求することである。平成24年度は、本研究の3年目であり、最終年度となる。本年度は大都市部地区においてデータ収集を行う計画であった。データ収集の場となる保育園への協力依頼が難航したという昨年の反省から、4月から東京都内あるいは神奈川県内の公立保育園を管轄する11地区の育児支援課保育園課に研究依頼を行った。5月中旬にようやく、東京都墨田区の保育課に研究協力への同意が得られ、データ収集の場として5つの保育園を選定してもらった。1回目の調査は6月上旬に行い、対象者は313名であった。2回目の調査は10月中旬に行い、対象者は277名であった。予定していた調査対象はクリアできた。大都市と都市部以外の地区においてのデータ収集は終了した。2回目のデータ収集後は、教育活動が続き、データ入力が遅れている。現在、分析ソフトSPSS Statisticsを用いて、データ入力の作業中である。早々に入力を済ませて分析し、結果を導いていく。
|