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2011 年度 実績報告書

介護老人保健施設における職種間協働強化にとる転倒予防の試み

研究課題

研究課題/領域番号 22659437
研究機関九州看護福祉大学

研究代表者

山本 恵子  九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (60274982)

研究分担者 柿山 英津子  九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 助教 (70588376)
キーワード看護 / 老化 / 転倒予防 / 協働 / 認知症 / 施設
研究概要

平成23年度は、前年度の継続調査として、介護老人保健施設(以下、老健)のうち、転倒件数が減少・不変の老健における転倒予防に有効な職員教育及び職種間協働の実態を明確にすることを目的に調査を実施した。調査対象は、九州・沖縄の老健530施設に、平成22年度に転倒予防実態調査を実施した。そのうち、施設での転倒件数が減少または不変で本調査に協力可能な施設は26施設であった。日程調整不可の3施設を除く23施設を対象に、半構造化面接法によるインタビューを実施した。調査期間は平成23年8月~11月。有効な転倒予防策と予防策定着に向けた職員i教育では、的確迅速な情報共有、他職種の専門性および限界の理解をあげていた。また経験者と新人をペアにしたアセスメントや体験型教育、ケアプラン作成では経験年数や職種の偏りをなくす人員配置やフォローアップ体制が組まれていた。また転倒予防策は定期および緊急時・危険予測時に評価を実施していた。さらに、利用者・家族・職員に快適な施設内環境づくり、経験に応じた職員教育、離職防止策などが教育の定着につながり転倒予防にも効果をあげていた。職種間協働では、協働の範囲や誰にでもわかる情報共有方法(写真、ロールプレイなど)、施設管理者を含めた協働や職員育成の推進などが職種間の協働に影響していることが示唆された。しかし、一方で防げない転倒(認知症対策)などはいずれの施設でも大きな課題となっていた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 転倒予防に関する職員間の認識-介護老人保健施設を対象として-2011

    • 著者名/発表者名
      山本恵子
    • 学会等名
      第12回日本認知症ケア学会大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜)
    • 年月日
      2011-09-24
  • [学会発表] 施設管理者からみる転倒予防の実態-介護老人保健施設を対象として-2011

    • 著者名/発表者名
      柿山英津子
    • 学会等名
      第12回日本認知症ケア学会大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(横浜)
    • 年月日
      2011-09-24
  • [学会発表] 転倒予防の根本原因から考える協働による転倒予防の実態-介護老人保健施設に焦点をあてて-2011

    • 著者名/発表者名
      山本恵子
    • 学会等名
      日本老年看護学会第16回学術集会
    • 発表場所
      新宿NSビル(東京)
    • 年月日
      2011-06-16

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公開日: 2013-06-26  

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