研究課題
若手研究(A)
本研究では脊髄損傷後の歩行機能獲得のkeywordとして歩行運動の発現に貢献すると目される脊髄中枢パターン発生器(CPG)の性質についての神経生理学的研究を行い、新たなコンセプトに基づく神経リハビリテーション方法を提案することを目的とした。脊髄CPGの機能的役割についての検証実験では、歩行運動中の上肢運動に伴って脊髄の異なる髄節問を跨ぐ神経回路が活性化されることを実証した。12週間の動力歩行装置を用いた歩行リハビリテーションの効果を検証した研究では、過剰な痙性麻痺の減弱傾向と歩行中の荷重入力をトリガとした合目的的な筋活動応答の発現を示唆する重要な所見が得られた。これらの知見は、脊髄損傷後の歩行機能回復のkeywordとなる脊髄CPGの性質についての重要な情報を与え得るものであり、本研究の中核となる貴重な知見である。
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