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2014 年度 実績報告書

開発途上国における「スポーツを通じた開発と平和」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22680048
研究機関大阪大学

研究代表者

岡田 千あき  大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (40335401)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワードスポーツ / スポーツを通じた開発と平和 / 社会開発 / 青少年教育 / HIV/AIDS啓発 / 国際研究者交流:カナダ / 国際情報交換:カンボジア、マレーシア、ジンバブエ
研究実績の概要

海外で行うフィールドワークに先駆けて、初年度は日本の事例(ホームレスワールドカップ日本代表の活動)と共同研究者が居住するカナダの事例(先住民族のスポーツ活動)を検証した。フィールドワークにおいて質的調査と量的調査の併用を試みたが、言語や調査期間、調査環境等の問題が明らかになり、次年度以降のフィールドワークにおいては質的調査のみを採用することとした。
2年目以降、カンボジアの事例(観光業サッカーリーグ【テーマ:社会開発】)、マレーシアの事例(マレーシア国際駅伝【テーマ:青少年教育】)、ジンバブエの事例(ジンバブエ野球連盟による野球普及活動【テーマ:HIV/AIDS啓発】)について、複数回にわたるフィールドワークを行い、その成果をまとめた。
本研究のテーマである「スポーツを通じた開発」は、分野としての歴史が浅く、国際的にも研究の蓄積が十分でないことが課題である。そのため、研究の開始当初に日本語、英語による研究成果の発表と、研究者・実務者間のネットワークの構築を目標に定めていた。5つの事例のフィールドワークから、開発分野において期待された「スポーツ」の複数の役割や機能が明らかになり、これらの成果を一般書、専門書にまとめた。書籍の出版に際し、さらに他の多くの事例について、国内外の研究者、実務者から寄稿もしていただいた。
研究会や国際シンポジウムも開催したことから、事例研究の成果を公表すると共に、日本国内における関係者のネットワークが構築に寄与することができたと考えている。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] Why Sport Makes Sense to People who Live in POverty: 'Nobushi Japan' for the Homeless World Cup 2011: A Case Example2014

    • 著者名/発表者名
      Chiaki Okada
    • 雑誌名

      Osaka Human Science

      巻: 1 ページ: printing

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] スポーツにみる国際協力2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 雑誌名

      体育の科学

      巻: 64 ページ: 103-107

  • [雑誌論文] アフリカにおける開発と平和構築2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 雑誌名

      現代スポーツ評論

      巻: 31 ページ: 66‐74

  • [雑誌論文] 国際社会における「開発と平和のためのスポーツ」の20年2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 雑誌名

      大阪大学人間科学研究科紀要

      巻: 41 ページ: 99‐118

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Sport, Social Development and Peace: Acknowledging Potential, Respecting Balance2014

    • 著者名/発表者名
      Chiaki Okada, Kevin Young
    • 雑誌名

      Research in Sociology of Sport

      巻: 8 ページ: 9-29

  • [雑誌論文] From Genocide to Community Sport: A Cambodian Life History2014

    • 著者名/発表者名
      Chiaki Okada, Kevin Young
    • 雑誌名

      Research in Sociology of Sport

      巻: 8 ページ: 171-195

  • [学会発表] 「開発と平和のためのスポーツ」研究の動向2015

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 学会等名
      日本スポーツ社会学会第24回大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2015-03-22 – 2015-03-23
  • [学会発表] 「スポーツを通じた開発」の発展に向けた論点整理2014

    • 著者名/発表者名
      岡田千あき
    • 学会等名
      日本運動・スポーツ科学学会国際健康・スポーツ分科会第12回大会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2014-08-30 – 2014-08-31
  • [学会発表] サッカーボールひとつで社会を変える2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 学会等名
      一般社団法人スポーツフライト講演会
    • 発表場所
      大阪大学中之島キャンパス
    • 年月日
      2014-07-27 – 2014-07-27
    • 招待講演
  • [学会発表] The Contribution of Sport to HIV/AIDS Awareness2014

    • 著者名/発表者名
      Chiaki Okada, Kevin Young
    • 学会等名
      5th International Conference on Sport and Society
    • 発表場所
      Rio de Janeiro, Brazil
    • 年月日
      2014-07-16 – 2014-07-17
  • [学会発表] サッカーボールひとつで社会を変える2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 学会等名
      一般社団法人スポーツフライト講演会
    • 発表場所
      大阪大学東京オフィス
    • 年月日
      2014-06-21 – 2014-06-21
    • 招待講演
  • [学会発表] スポーツを通じたHIV/AIDS啓発-ジンバブエの野球普及活動の事例から-2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 学会等名
      日本運動・スポーツ科学学会第21回大会
    • 発表場所
      玉川大学
    • 年月日
      2014-06-14 – 2014-06-15
  • [図書] スポーツと国際協力2015

    • 著者名/発表者名
      齊藤一彦、岡田千あき、鈴木直文
    • 総ページ数
      231
    • 出版者
      大修館書店
  • [図書] サッカーボールひとつで社会を変える2014

    • 著者名/発表者名
      岡田 千あき
    • 総ページ数
      279
    • 出版者
      大阪大学出版会
  • [図書] Research in the Sociology of Sport vol. Ⅷ, Sport, Social Development and Peace2014

    • 著者名/発表者名
      Kevin Young, Chiaki Okada
    • 総ページ数
      275
    • 出版者
      Emerald

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公開日: 2016-06-01  

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