初年度は日本とカナダの事例を検証した。2年目以降、カンボジア(社会開発)、マレーシア(青少年教育)、ジンバブエ(HIV/AIDS啓発)の事例の現地調査を複数回行い、成果をまとめた。 研究開始時に日本語、英語による成果発表と、研究者・実務者間のネットワークの構築を目標に定めていた。5つの事例から、開発分野において期待されている「スポーツ」の役割や機能が明らかになり、この成果を一般書、専門書にまとめた。出版に際し、多くの他事例について、国内外の関係者から寄稿をいただいた。研究会や国際シンポジウムも開催したことから、事例研究の成果を公表すると共に関係者のネットワークが構築できたと考えている。
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