本研究は、電子黒板の教育現場への普及を促進するため、従来の黒板の特徴分析、普及の成功事例および阻害要因の分析を通じて、普及モデルを構築することを目的とする。また、そのノウハウを活かして、教室および授業に必要な機能のコントロールを電子黒板により行う支援ツールを開発し、上記の普及に役立てることを目指す。 (1)従来の黒板の特徴分析、(2)普及の成功事例の分析、(3)普及の阻害要因の分析の3つの課題に取り組んだ。先行研究の調査や申請者・協力者の大学での実践等から仮説を導き出し、実験的に検証を行った。これらの結果を電子黒板の普及モデルとしてまとめ、このモデルに基づいた支援ツールを実装し、評価を行った。
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