研究課題
若手研究(A)
現在世界中において、生きたウイルスを利用して癌を治療する癌ウイルス療法に関する前臨床研究、及び臨床試験が積極的に行われている。これは、ウイルスが本来持っている癌細胞に感染後、癌組織内で増殖しながら死滅させるという性質を利用する方法である。本研究では、純国産ワクシニアウイルスワクチン株を基に、遺伝子組換え技術によって改良を加え、肺癌や膵臓癌などで発現が低下するマイクロRNA(let-7a)の特性を利用して正常細胞ではウイルスを増殖させず癌細胞のみで増殖させることに成功し、マウス担癌モデルにおいて強力な抗癌効果と高い安全性を実証した。
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http://ganshien.umin.jp/public/research/main/nakamura/