研究課題
大規模イノベーションを市場導入するプロセスを調査し、国際競争力を獲得する成功要因を明らかにすることが本調査の目的である。この成功要因にプラットフォーム化が大きく関係しているのではないか、というのが本研究の仮説である。大規模イノベーションとして自動車電子システムと新電力システム(スマートグリッド)の2事例の比較を計画している。調査1年目の本年は、自動車電子システムについての調査を重点的におこなった。具体的には自動車産業で強い国際競争力を持つと認識されているドイツ、日本のTier 1サプライヤーがインド、中国市場でどのような競争を行っているのか、日独印中の4つの拠点に訪問しフィールド調査を行った。また研究計画に挙げたようにプラットフォームビジネスに深い知識を持つ海外の研究者との議論を、研究に反映させることも本研究の主眼の1つである。MITのクスマノ教授、HBSのボールドウィン教授、ロンドン・インペリアルカレッジのガワー教授との議論を行った。特にガワー教授とは今後、本研究に関連して共同研究プロジェクトの体制が構築できないか模索する試みが開始された。
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東京大学ものづくり経営研究センターディスカッションペーパー
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MMRC Discussion Paper
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研究技術計画
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赤門マネジメントジャーナル
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http://kyoin.u-hyogo.ac.jp/summary/biz/hirofumitatsumoto.html