研究課題
若手研究(A)
バイオミネラリゼーションは生物が硬組織を沈着する生物過程である.本研究では海洋の主要な炭酸塩生産者である有孔虫類の石灰化過程について細胞生物学的な解明を目指した.多重染色実験系が確立したカルシウム,pHに加え,マグネシウム,ミトコンドリア,ゴルジ体などを組み合わせた観察を実施した.石灰化中のミトコンドリアプローブの観察など実施した.ラマン顕微鏡の導入によって,生体内で進行する石灰化過程にある結晶を鉱物学的観点から観察ができるようになった点は画期的である.
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