研究課題
若手研究(A)
Cu(110)における水分子の反応とダイナミクスを 1 分子レベルで追跡し、水酸基のダイナミクスや水素原子のリレー反応を観測し、そのメカニズムを解明した。走査トンネル顕微鏡(STM)のトンネル電子により主に水分子の振動が励起され、その緩和過程で水素の運動が誘起されることが分かった。さらに理論グループと共同研究を行い、振動モードの特定と振動エネルギーの決定を行った。また、酸素アダトムに対して、水分子は障壁なく反応し、水酸基ダイマーを形成することが分かった。すなわち、銅表面において不純物としての酸素原子が水分解反応の活性サイトであることが明らかとなった。一方、硫黄原子に対して水分子は反応を示さず、同じカルコゲン原子でも触媒活性に対して大きな性質の違いがあることを見出した。
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