研究課題
断層面や節理面に代表される地質学的不連続面の力学的な不安定化により、多数の地震や斜面崩壊などの災害が誘起されていると思われるが、不連続面の力学的特性については未解明の点が多い。研究代表者は、不連続面の力学的不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価に関する理論的研究を推進してきたが、本研究課題ではこれまでの自身の研究内容を発展させ、数値解析に加え、実験力学的手法をも用いて、不連続面の力学的(不)安定性に関わる一連の物理現象の発生メカニズムと励起される破壊、波動の性質を究明することを主たる目的としている。研究最終年度である平成24年度は、前年度までに開発、整備した計算機、実験システム、すなわち、小型QスイッチNd:YAGレーザ発生装置や光弾性実験装置、カラーで長時間撮影可能な高速度デジタルビデオカメラ、を複合的に利用しつつ、脆性材料不連続面の動的破壊や地盤類似材料の高速変形の解析などを進めたほか、不連続面の挙動の計算モデルの検証を動的破壊実験により行った。研究成果については、Fifth International Conference on Engineering Failure Analysis(オランダ・デンハーグ)、8th European Solid Mechanics Conference(オーストリア・グラーツ)などにおいて逐次新しい結果を発表した。一連の科学研究費補助金支援研究で得られた業績に対し、平成24年6月に岩の力学連合会より「論文賞」が与えられている。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件)
Engineering Failure Analysis
巻: - ページ: -
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Geomechanics and Geoengineering: An International Journal
Proceedings of the First International Conference on Rock Dynamics and Applications
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