研究課題
若手研究(A)
本研究は,鋼構造骨組の床スラブと梁の問に粘弾性体を挿入することで,骨組の地震応答を低減する機能を付与した新たな床構造の開発を目的としている。提案する床構造を適用した1層骨組の数値解析と振動台実験によって,基本的な地震応答性状を確認した。その結果,骨組の地震応答低減には粘弾性体の形状係数を小さくした方がよいが,床と骨組のクリアランスが過大となるため適切な形状係数を選択する必要があるなど,地震応答低減に及ぼす種々のパラメータの影響を明らかにした。
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日本鋼構造協会鋼構造年次論文報告集
巻: 129 ページ: 475-480
第13回日本地震工学シンポジウム
ページ: 2167-2174