低温度廃熱の有効利用に向けた熱音響現象を用いたエネルギーの効率化に向けて,(1)音場についてのアプローチ,(2)スタックについてのアプローチ,(3)ヒートリークについてのアプローチを提案し,研究を実施した.(1)についてはフェーズアジャスター,拡大型フェーズアジャスター,サブループ,メンブレン等について検討を行い,プライムムーバーにおいての位相差を進行波に近づけることによって,エネルギー効率が上昇することが分かった.(2)の結果より,無次元量パラメーターのωτの有効性を再認識した.(3)の結果より,熱音響システムのプライムムーバー付近のヒートリークが変換効率に大きく影響していることを確認した.
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