研究課題
若手研究(A)
本研究では、カイコガ性フェロモン受容体遺伝子の特異的発現を決定する分子機構の解明を目的とした。遺伝子組換えカイコガを利用したin vivoプロモーター解析から、性フェロモン主成分であるボンビコールの受容体BmOR1の発現を誘導するシス領域が上流0.3kb中に存在することを示唆した。さらに、この領域内に性決定に関与する転写因子をコードするdoublesexの認識配列に高い類似性を示す塩基配列が存在することを見出した。これらの結果は、性フェロモン受容体遺伝子の転写制御の解明に向けたきわめて重要な知見である。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
Frontiers in Physiology
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