研究課題
若手研究(A)
魚類の行動や内分泌のパターンには、顕著な性差が認められる。しかし、これらの性差が、どのような脳内メカニズムによって生じるのかについては、明らかとなっていない。本研究の結果、卵巣から放出される女性ホルモン(エストロゲン)のはたらきによって、メダカの脳内の特定領域で、性ホルモン代謝酵素の一種や、性ホルモン受容体がメスのみ、あるいはメスで多く発現するようになることが明らかとなった。このような脳内の性差が、個体の性差を生み出す一因となっていることが予想される。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (9件) 備考 (2件)
Endocrinology
巻: 154 ページ: 920-930
DOI:10.1210/en.2012-2000
Neuroscience
巻: 218 ページ: 65-77
DOI:10.1016/j.neuroscience.2012.05.021
J Neuro- endocrinol
巻: 23 ページ: 412-423
DOI:10.1111/j.1365-2826.2011.02120.x
Proc Biol Sci
巻: 279 ページ: 5014-5023
DOI:10.1098/rspb.2012.2011
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2012/20121017-1.html
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/pr-yayoi/56.pdf