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2013 年度 実績報告書

アジア経済発展とグローバル化に伴う新たな畜産・食品リスクと効果的制御法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22688018
研究機関東京大学

研究代表者

細野 ひろみ  東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00396342)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードタイ / ベトナム / 食肉衛生 / 食肉流通 / リスク認知
研究概要

東南アジアにおける食肉需要の増加に伴い、畜産物の生産・流通構造はダイナミックに変化している。ベトナムでは特に近年の経済発展に伴う牛肉需要の増加に対応するため、タイやラオスからの陸路による輸入が急増し、これに伴う家畜疾病や食品衛生の問題が懸念されている。今年度はベトナムの牛肉流通について引き続き調査を行うとともに、タイの国内での牛肉生産および流通構造の変化について把握するため、現地ヒアリングとアンケート調査を実施した。この結果、タイ中部においてもベトナムや中国、マレーシアから多くの流通業者が牛を買い付けにくること、取引価格は、タイ国内に比べ周辺諸国が高いことから機会主義的な取引が行われていることが明らかとなった。
また、ベトナムでは、昨年実施したアンケートに加え、食中毒の経験やその際の個人対応、医療システムについて調査項目を加え、食学生の子供を持つ母親約200名に対して調査を行った。タイでは、ベトナムと同様の調査票を用いて、牛肉生産者、流通業者、屠畜業者および消費者を対象にアンケートを実施した。
これまでの調査結果をもとに現場の獣医師や研究者と実施した意見交換会からは、ASEAN諸国で共通の畜産物品質保証制度の必要性が指摘された。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 食品をめぐる不安とリスク認識-フードシステム各主体による制御可能性認識との関係-2013

    • 著者名/発表者名
      細野ひろみ・中嶋康博
    • 雑誌名

      フードシステム研究

      巻: Vol.20(3) ページ: 199-204

    • DOI

      10.5875/jfsr.20.193

    • 査読あり
  • [学会発表] 食品をめぐる不安とリスク認識-フードシステム各主体による制御可能性認識との関係-

    • 著者名/発表者名
      細野ひろみ・中嶋康博
    • 学会等名
      日本フードシステム学会
    • 発表場所
      筑波大学

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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