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2010 年度 実績報告書

シンチレーション法を利用した地目混在農地の熱環境評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22688019
研究機関宮崎大学

研究代表者

竹下 伸一  宮崎大学, 農学部, 准教授 (40381058)

キーワード水文 / 気候緩和機能 / フラックス
研究概要

従来は均一な面として取り扱われることの多い農地であるが,実際の農地は,圃場や畦畔,作業道,用水路,排水路が混在している.圃場にしてもマルチされた露地栽培圃場,水稲栽培圃場,ビニールハウスなど農業生産活動によって土地の利用形態も大きくことなる.実は土地利用が混在している農地のフラックスを,様々に観測して,地目混在地としての農地のフラックス環境を評価することが本研究の目的である.研究所年度である平成22年度は,本研究が採用するフラックス観測法・シンチレーション法を実施するのに重要な観測機器: シンチロメータの動作確認を行うと共に,シンチレーション法によるフラックス観測値と,他のフラックス観測法による測定値との比較検証を主に行った.
シンチロメータの動作確認は,2010年10月から計3回いずれも晴天日に,宮崎大学農学部内の芝生にて実施した.たとえば10月6日14時については,正味放射量545.7W/m2に対して,顕熱フラックス45W/m2をシンチロメータによって観測した.この時の地中熱フラックスが42W/m2であることから,芝生面の潜熱フラックスは458.7W/m2と推定でき,容易にフラックスの計測ができることが確認できた.同時におこなった渦相関法による観測とほぼ同等の値を取得することができた.そこで,まず水田圃場のフラックスを定常的に測定するために,2011年2月に宮崎市北部にある早期栽培水田圃場にてシンチロメータおよび渦相関法による観測装置を設置し,フラックス観測の予備観測を行い,田植え後に再び設置して観測を開始した所である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 宮崎市近郊の早期水稲水田群が近隣市街地の気温形成に与える影響2011

    • 著者名/発表者名
      西川真・竹下伸一・森渉
    • 学会等名
      日本農業気象学会
    • 発表場所
      鹿児島大学(鹿児島県)
    • 年月日
      2011-03-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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