研究課題
若手研究(A)
自律神経系から放出される伝達物質や血流に放出されたホルモンを感知し、血圧調節等に関わるTRPC3/6/7イオンチャネル群がある。今回、このイオンチャネルの制御機構について特に、ホスホイノシチドの一種PIP2に関し検討を行った。電位作動性ホスホイノシチド分解酵素(VSP)を用いて実験を行った結果、PIP2がTRPC3/6/7チャネル群において共通してその活性化を支える重要な因子であることを見出した。また、PIP2とジアシルグリセロールによる二重支配の重要性を提唱し、この仮説に基づいたTRPC電流とPIP2の変動モデル作成及びシミュレーションを行い、実験結果との整合性を見出した。
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