研究課題
若手研究(A)
本研究では、加齢性疾患の発症における酸化ストレス障害の寄与を明らかにすることを目的とした。ミトコンドリアでの活性酸素発生量を制御したモデルマウスを用い、胎児期から老齢期に至るまでの表現型解析を実施し、酸化ストレス障害に起因する生体組織機能の加齢変化を追跡した。その結果、酸化ストレスに起因する生体機能異常として①低出生体重児出産、②涙腺炎症によるドライアイを伴う加齢性角膜疾患の亢進、③脳海馬領域でのグリア環境の変容、④習慣性流産や母体死の発生、⑤持続性高血糖症を確認した。今後、これらの分子機構解明により、生体の加齢変容を予防する手段の端緒が得られると期待する。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 4件) 備考 (2件)
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