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2012 年度 実績報告書

骨組織におけるRNAヘリカーゼp68の機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 22689042
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

福田 亨  慶應義塾大学, 医学部, その他 (20301492)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード骨代謝
研究概要

RNAヘリカーゼの一種であるp68は二本鎖RNAを巻き戻す作用の他、ERのコアクチベーターとして機能することが明らかとなっている。また最近ではp68が骨代謝に重要な影響を及ぼす因子であるBMPと協調的にmicroRNAの生成にも関与していることも報告されている。このように、p68はエストロゲンシグナルやBMPシグナル系を介して、骨代謝に作用する可能性が強く示唆されているが、その詳細は不明な点が多い。そこで本研究ではCre-loxPシステムによる細胞種特異的KOを作製し、KOマウスの解析から得られた結果を比較・検討することで、骨におけるp68の機能の解明を目指す。
p68 floxマウス作製にあたり、まずin vitroにおいてp68が骨芽細胞分化に影響を与えるかについて解析を行った。マウス線維芽細胞由来MC3T3-E1細胞を用い、siRNAでp68をノックダウンすると骨芽細胞分化マーカーであるALPの活性が低下した。またp68と非常によく似た分子であり、RNAヘリケース活性を有するp72についても同様の解析を行ったところ、p72も骨芽細胞分化に影響を及ぼすことを明らかにした。また、p68を組織特異的に過剰発現するトランスジェニックマウスの作製を試み、数匹の組織特異的founderマウスの作出に成功した。p68 floxマウスの作製についてはexon2~5をloxP配列で挟んだコンストラクトを作製し、TT2 ES細胞に導入した。その結果、5ラインの相同組み換えES細胞を取得し、そのうち2ラインについて、100%キメラマウスを得ることが出来た。この2ラインのキメラマウスを用いた交配により、ES細胞を由来とするF1マウスの取得に成功した。このfloxマウスを各種Creマウスと交配することで、p68の機能の詳細が解明できるものと期待される。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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