研究課題
テストカバレッジとはプログラムソースコードの全体に対するテストされた割合であり、テスト十分性の判断材料として様々なレベルで自動測定すべきである。さらに、プログラミング言語の更新や多様化、複数言語の併用開発の進展に伴い、多数の言語やレベルを統一的に扱え必要に応じ拡張可能な測定ツールが必要である。しかし既存のツール群は単一言語を扱い拡張性に乏しい。本研究では多数の言語間の共通性と相違を分析し、共通部分を再利用可能かつ各言語特化部分の実装や測定レベル拡張を効率的に達成可能なフレームワークを実現する。これにより多言語に対し統一的・柔軟なカバレッジ測定を実現でき、十分なテストの実施とテスト効率向上を達成することを目標とする。平成24年度は、前年度から継続してフレームワークの適用実験を通じた評価と改善、および、フレームワークの一般公開に向けた準備と公開を実施した。具体的には、複数のプログラムに対するテスト実行についてフレームワークを適用評価し、その結果をフレームワークの拡張性および再利用性の向上に活用した。さらに、それにより有効性の高められたフレームワークについて、パッケージ化して広く一般公開する仕組みを準備し、核となる部分については公開することに成功した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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情報処理学会論文誌
巻: vol.54, No.2 ページ: 820-834
巻: vol.54, No.2 ページ: 945-960