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2012 年度 実績報告書

次世代超低電力メニコア向けプログラム自動マッピングアーキテクチャの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700053
研究機関東京大学

研究代表者

中田 尚  東京大学, 情報理工学(系)研究科, 特任助教 (00452524)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード計算機システム / 省エネルギー
研究概要

本研究の目的は次世代超低電力メニィコアにおいて最大の課題となるデータ供給スループットの制約を解消するための、プログラム自動マッピング手法および最適なハードウェア構成の自動判定手法の提案である。24年度はこれまでの研究を発展させ、ハードウェア規模を超える命令列を実行するための時分割実行機構および対故障機能を導入した場合の性能及びハードウェアコストの評価を行った。また、引き続き自動マッピング手法の検討を行った。
【1】線形アレイ型プロセッサの正確な性能予測:本計画については初年度に作成した高精度シミュレータを拡張し、時分割実行および対故障機能を搭載した場合の正確な性能予測に対応した。これにより、より多くのプログラムに対して、適切なハードウェア構成を提案できるようになった。
【2】既存プログラムの自動マッピング手法の提案:本計画についてはプログラム中のデータ入出力の解析手法について検討をおこなった。その結果いくつかの典型的なプログラムに対して自動で変換が出来る見通しを得た。これにより、専門的な知識が無くとも対象プロセッサを利用することにどのような入出力が発生するのかを解析することが出来た。また、自動変換が困難な例も具体的に判明した。このようなプログラムは自動変換ではなくユーザにどういった点が障害になっているのかを適切に提示することが重要である。
【3】最適なハードウェア構成の検討:【1】で検討を行った時分割実行方式および耐故障機能を搭載した場合の構成およびそのハードウェアコストの評価を行った。これらの成果を統合することにより、より多くの構成候補から最適解を求めることが可能となった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件)

  • [雑誌論文] RazorProtector: Maintaining Razor DVS Efficiency in Large IR-drop Zones by an Adaptive Redundant Data-Path2012

    • 著者名/発表者名
      Yukihiro SASAGAWA
    • 雑誌名

      IEICE TRANSACTIONS on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences

      巻: E95-A ページ: 2319-2329

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 線形演算器アレイ型アクセラレータを備えた高電力効率プロセッサの開発2012

    • 著者名/発表者名
      齊藤光俊
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D

      巻: J95-D ページ: 1729-1737

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 時分割実行機構による演算器アレイ型アクセラレータの効率化2012

    • 著者名/発表者名
      岩上拓也
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌コンピューティングシステム

      巻: 5 ページ: 13-23

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 画像処理向け線形アレイアクセラレータの性能評価2012

    • 著者名/発表者名
      中田尚
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌コンピューティングシステム

      巻: 5 ページ: 74-85

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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