• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

車車間通信を用いた情報流布アルゴリズムの効率化

研究課題

研究課題/領域番号 22700082
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

植原 啓介  慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (30286629)

キーワードネットワーク / 高度道路交通システム(ITS)
研究概要

平成22年度は当初、シミュレーション環境の構築と既存アルゴリズムの検証を行う予定であった。しかし、既存アルゴリズムの検証を行うにあたって、昨今普及が急速に進んでいるスマートフォンもターゲットに入れた方が良いと判断し、シミュレーション環境の構築とスマートフォンの基礎データの調査を行った。
シミュレーション環境の構築では、シミュレーションのベースソフトウェアとして、The Oneシミュレータ及びNS3の調査をおこなった。The OneはDelay-Tolerant Networkに特化したシミュレータであり、おおざっぱな動作検証を行うのに向いていることが分かった。また、NS3は比較的ミクロなシミュレータであり、狭い空間に限った無線動作のしミューレションに向いていることがわかった。今回の目的で利用する為にはある程度の動きをThe Oneでシミュレーションし、その上に情報流布アルゴリズムを構築することとした。また、細かな動作確認にはNS3を活用することとした。
また、スマートフォンやタブレットPCを用いて車車間通信に活用できるかを検証した。検証した結果、無線リンクとしては最大で約200mの通信距離を確保することができ、問題なく車載機として活用できることがわかった。一方で、スマートフォン等は鞄やポケットに入れたままにされることが多く、GPSによる位置の検出が難しい。よって、位置が検出できない時でも効率的に動作するアルゴリズムが必要なことが明らかとなった。このため、スマートフォン向けのアルゴリズムを開発し、動作検証をおこない、良好に動作することを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] iDANS : A Location Based Information Dissemination Platform for Ad-Hoc Networked Smartphones2011

    • 著者名/発表者名
      澤田暖
    • 雑誌名

      情報処理学会第44回高度交通システム研究会(ITS)予稿集

      巻: (電子出版の為無し)

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi