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2010 年度 実績報告書

机上作業におけるアンビエント情報環境のためのユーザ状況認識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700123
研究機関大阪大学

研究代表者

伊藤 雄一  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (40359857)

キーワードアンビエント情報環境 / ユーザ状況認識 / オフィスチェア / 非装着・非侵襲
研究概要

ユーザの状況や状態を取得し,直接的・間接的にユーザが所望する様々な情報を提示することが可能なアンビエント情報環境が注目されており,本研究課題では,特にユーザの置かれている状況や状態を認識する技術の確立を目指し,机上作業中のユーザ状況を,ユーザに意識させることなく認識するために,非装着型の入力デバイスとして特殊な椅子を試作・評価し,ユーザ状況の認識・推定を試みている.本年は,特にユーザの状況・状態を取得するための手段の確立を主題とし,センサを配置した椅子を試作し,評価実験によって評価することを目的とした.そこで,一般のオフィスチェアに対し,座面や脚など様々な位置に圧力センサや回転検知センサを配置したものを試作した.これらの装置の組み込みは,外観や座り心地に影響しないように配慮した.この試作器はセンサデータを100Hzで取得でき,そのデータはBluetoothを用いてPCに送信される.次に,予備実験を行い,アンケートや,実際の作業をビデオなどで記録し,代表的な机上作業や認識すべき机上作業として「突っ伏す」や「ほおづえをつく」など11種類を選定した.その後,評価実験として,8名の被験者に,実際に決められた動作を実施してもらい,その間のセンサデータを記録し,同時にその様子をビデオ撮影した.なお,識別にはSVMを用いた.その結果,一般のオフィスチェアでも先行研究と同様の姿勢認識率70%を達成できた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] アソブレラ:振動を記録・再生可能な傘型アンビエントインタフェース2010

    • 著者名/発表者名
      藤田和之, 伊藤雄一, 吉田愛, 尾崎麻耶, 菊川哲也, 深澤遼, 高嶋和毅, 北村喜文, 岸野文郎
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会論文誌

      巻: Vol.15, No.3 ページ: 397-405

  • [雑誌論文] Kinematics Analysis of Cursor Trajectory in a Pointing Task with Mouse in a Large Display2010

    • 著者名/発表者名
      Takayuki Tsukitani, Kazuki Takashima, Yuichi Itoh, Yoshifumi Kitamura, Fumio Kiahino
    • 雑誌名

      Proc.of Asia-Pacific Conference on Computer-Human Interaction 2010

      ページ: 250-256

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Comparison of Multimodal Interactions in Perspective-corrected Multi-display Environment2010

    • 著者名/発表者名
      Ryo Fukazawa, Kazuki Takashima, Garth Shoemaker, Yoshifumi Kitamura, Yuichi Itoh, Fumio Kishino
    • 雑誌名

      Proc.of IEEE Symposium on 3D User Interfaces 2010

      ページ: 233-240

    • 査読あり
  • [学会発表] FuSA2 Touch Display:大画面毛状マルチタッチディスプレイ2011

    • 著者名/発表者名
      中島康祐, 伊藤雄一, 築谷喬之, 藤田和之, 高嶋和毅, 岸野文郎
    • 学会等名
      インタラクション2011
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20110310-20110311

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公開日: 2012-07-19  

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