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2011 年度 実績報告書

実環境と仮想物体の相互反射を考慮した拡張現実感の高階調プレゼンテーション

研究課題

研究課題/領域番号 22700125
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

浦西 友樹  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (00533738)

キーワードバーチャルリアリティ / ディスプレイ / 拡張現実感 / 光学的整合性
研究概要

本研究の目的は,拡張現実感(Augmented Reality:AR)環境における光学的整合性の向上,および高階調の映像を提示するプロジェクタシステムの開発である.AR環境において,カメラによって観測される実環境と,システムによって描画される仮想物体を違和感なく重ね合わせるために,両者には高い光学的整合性が求められる.また,生成したAR環境を,実環境の持つ臨場感を損なうことなく提示するためには,現状のディスプレイ装置では黒潰れや白飛びが発生する環境においても,自然な階調を提示できる装置が必要となる.本研究では,これまで実現されていない床面と仮想物体の相互反射を実時間で表現する手法を提案し,光学的整合性の向上を目指す.また,高階調映像提示のために,複数台のプロジェクタによる投影像を重畳させることで投影像の階調数を向上する手法を提案する.さらに上記の成果を統合し,高階調なAR環境を提示するシステムを実現する.
平成23年度においては,平成22年度において提案した光沢のある床面と仮想物体との相互作用の表現手法,および高階調プレゼンテーションを行うための枠組みについて,インテリアデザインシミュレータとしてアプリケーションを作成し,有効性を検討した.また,実環境の仮想物体の映り込みについて,GPU(Graphics Processing Unit)を導入した高速化手法を提案した.なお,平成23年度において,本研究の成果は国内学会1件(映像情報メディア学会冬季大会)において発表した.さらに,本研究の成果をまとめた論文を和文論文誌に投稿中である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] GPUを用いた複合限いつ間における映り込み表現の最適化2011

    • 著者名/発表者名
      小林正英, 眞鍋佳嗣, 矢田紀子, 浦西友樹
    • 学会等名
      2011年映像情報メディア学会冬季大会
    • 発表場所
      東京都江東区
    • 年月日
      2011-12-22
  • [備考]

    • URL

      http://imd.naist.jp/~uranishi/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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