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2011 年度 実績報告書

押下力を検出可能な没入型球面映像装置に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700130
研究機関大阪工業大学

研究代表者

橋本 渉  大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (80323278)

キーワードバーチャルリアリティ / 没入型ディスプレイ / 接触力検出
研究概要

スクリーン上を押下することができ,かつ押下力の向きや大きさを検出可能な,没入型球面スクリーンの開発を行った.
押下力の検出には,。光弾性による偏光特性の変化を利用する.光弾性を持つ透明樹脂を球面スクリーン上に薄くコーティングすることにより,スクリーンを押下した時に反射してくる光線の偏光特性を取得することによって,押下状態を検出するというものである.しかし,スクリーン上に映像投影しつつ,偏光特性を検出するという構造上,光学的な相互干渉が生じるという問題が生じることがわかった.そこで偏光特性の検出に,可視光源ではなく赤外光源を用いることで,相互干渉を回避することが可能となった.また,偏光特性の変化の検出に高速カメラを使用することで,スクリーンを押下したときの偏光特性の変化を示すパターンを取得できることも確認できた.このパターンは押下力の向きや大きさによって異なってくるので,さらに高精度のカメラを使用することによって検出精度を高めることも可能である.
本研究で実現した押下力検出メカニズムは,大型化がたやすく,特殊な機器が不要であるため,産業用機器の触覚センサなど,さまざまな分野に応用が2期待できる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 押下力を検出可能な球面スクリーンの開発2011

    • 著者名/発表者名
      橋本渉・佐野睦夫
    • 学会等名
      日本バーチャルリアリティ学会
    • 発表場所
      北海道公立はこだて未来大学
    • 年月日
      2011-09-22

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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