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2012 年度 実績報告書

教育の情報化に対応した授業設計動的支援のためのオントロジー工学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 22700148
研究機関岡山大学

研究代表者

笠井 俊信  岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (80335570)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード教育工学 / オントロジー / 授業設計支援 / 教育の情報化 / 教授・学習理論
研究概要

平成24年度は,教授・学習理論と実践から得られた教授知識に基づいた教師の授業設計における内省を支援するシステムの改良と実践での活用を行った。
まず,OMNIBUSオントロジーの枠組みに基づいて,教授・学習理論から抽出された方式知識と同様に,優れた授業実践データから教師の授業力に相当する方式知識を抽出し,昨年度開発した授業設計支援システムFIMA-Lightに組み込んだ。
FIMA-Lightを実際に複数の教師に活用してもらい,授業の設計と改善をしてもらった。昨年度までのFIMA-Lightが生成した授業の解釈(授業展開シナリオモデル)と比較した結果,より詳細で正確なモデルを生成できていることを示すことができた。また,今回の実践活用の中でシステムがどのように貢献したかを定性的・定量的に評価した。その結果,システムが自動生成した設計された授業の解釈は他者による意見や認識と同等と考えることができる質を有していることと,この解釈の提示が教師の効果的な内省を促し,その結果授業の改善につながることを示すことができた。
これまでの実践活用で得られた教師からのフィードバックを参考に,教師がより使いやすく,より効果的な支援を実現するためにインタフェースと概念整理を行った。特に,スタンドアローンのシステムからWebベースシステムに改良したことで,より気軽に本システムを活用することができるようになった。今後も様々な現場での実践活用を続けていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 理論・実践知識に基づく授業設計意図の自動解釈に向けて2012

    • 著者名/発表者名
      笠井俊信
    • 学会等名
      日本教育工学会第28回全国大会
    • 発表場所
      長崎県
    • 年月日
      20120915-20120917
  • [学会発表] 領域非依存の授業設計支援システムの実践活用とその評価2012

    • 著者名/発表者名
      笠井俊信
    • 学会等名
      2012年度人工知能学会全国大会
    • 発表場所
      山口県
    • 年月日
      20120612-20120615
  • [図書] 教育工学とシステム開発 第1部 第2章 学習・教授知識の組織化とシステム開発2012

    • 著者名/発表者名
      笠井俊信
    • 総ページ数
      27
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2014-07-24  

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