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2010 年度 実績報告書

認識機構を指標として用いたロボット聴覚のための実時間雑音抑制技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22700186
研究機関早稲田大学

研究代表者

阿部 友実  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (10570905)

キーワード音声情報処理 / 信号処理 / パターン認識 / 知能ロボット / センシング情報処理
研究概要

本研究は,特に音声認識機構を搭載したロボットにおける外部雑音の抑制に焦点を当て,認識機構を用いた雑音抑制システム最適化技術の開発と当該技術を搭載した自律移動型小型ロボットの開発を目的としている.雑音抑制機構と認識機構を独立に動作させるのではなく,雑音抑制機構と認識機構を統合することで,従来無相関性や独立性などの客観的な仮定が難しかったような状況でのパラメータ設定が可能になり,ロボットへの応用のみでなく車載ナビゲーションシステムや生体認証などへの応用も可能な総合的な雑音抑制機構が構築可能になるものと期待される.
本年度は、平成22年度の研究計画に基づき、認識機構を用いた雑音抑制システムの最適化技術の開発に先駆けて、音声認識機構を指標とした雑音抑制システムの最適化の基礎的な検討を行い、その可能性を見出した。これについて、1件の国際会議で成果発表を行い、国内外の研究者と議論を交わした。
また、システムの適用範囲の拡大を目指し、音声認識システムにおいて致命的な障害となりうる突発性をもつ雑音に対する本開発システムの性能評価を行った。具体的には本研究で用いている雑音抑制システムのひとつであるcross-TF ε-フィルタを用いた際の抑制性能をTF ε-フィルタの抑制性能と比較し、開発システムの突発性を持つ雑音への適用可能性について調査した。これについては、平成22年度中に評価実験を行い、翌年度である平成23年度開催の国際会議に成果論文が採択されている。これもまた、平成22年度の研究計画に基づいた取り組みである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Parameter setting of noise reduction filter using speech recognition system2010

    • 著者名/発表者名
      Tomomi Abe, Mitsuharu Matsumoto, Shuji Hashimoto
    • 学会等名
      International Conference on Neural Computation (ICNC2010)
    • 発表場所
      Valencia, Spain
    • 年月日
      2010-10-24

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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