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2010 年度 実績報告書

物体表面の分光反射率と三次元形状の同時計測手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700187
研究機関大阪電気通信大学

研究代表者

土居 元紀  大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 准教授 (00304155)

キーワード分光反射率計測 / 三次元計測 / 色形状同時計測 / ステレオマッチング / 波長プログラマブル光源
研究概要

物体表面の分光反射率と三次元形状を同時計測するシステムについて研究を行った.この研究は,物体の分光反射率情報を画像として視差をつけて2枚撮影することにより,物体表面の各点における分光反射率情報を獲得するとともに,2枚の画像からステレオマッチングによって物体表面の三次元情報を獲得する.単に同時計測を行うだけでなく,1画素の次元数が多い分光反射率画像を用いたステレオマッチングを行うことにより,従来の濃淡画像やRGB画像によるステレオマッチングよりも精度の高い三次元計測を可能にする.まず,本研究費により購入したモノクロカメラ2台とコンピュータ1台および大阪電気通信大学視覚情報基礎研究施設において共同利用可能な波長プログラマブル光源1台を用いて,波長プログラマブル光源を用いた分光反射率画像計測システムを構築した.各モノクロカメラの分光感度特性と波長プログラマブル光源の分光放射輝度特性について,標準白色板の分光反射輝度を基準に校正を行った.ただし,この校正はシステムを組むたびに行う必要がある.また,各波長におけるカメラの感度および光源の放射輝度に対応してカメラの露光時間を変化させて撮影することにより,カメラの感度および光源の放射輝度が低い短長領域での撮影の精度を向上させた.そして,2台のモノクロカメラでステレオカメラシステムを構築し,波長プログラマブル光源下での撮影による分光反射率と三次元形状の同時計測を行った.現在三次元形状推定精度の悪い部分について原因を追求中である.なお,分光反射率画像を用いたステレオマッチングの精度向上について,学会で発表を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 分光反射率を用いたステレオマッチングによる三次元計測2011

    • 著者名/発表者名
      南淳史, 土居元紀
    • 学会等名
      日本色彩学会平成22年度関西支部大会
    • 発表場所
      京都大学(京都)
    • 年月日
      2011-02-19
  • [学会発表] Accurate stereo matching based on multiband imaging2011

    • 著者名/発表者名
      Motonori Doi, Atsushi Minami, Shoji Tominaga
    • 学会等名
      IS&T/SPIE Electronic Imaging 2011
    • 発表場所
      Hyatt Regency Hotel San Francisco Airport (USA)
    • 年月日
      2011-01-24

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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