研究概要 |
提案手法であるCautious Particle Swarm(CPS)に関する申請時までの調査において,今後の課題として次のことが挙げられていた. (ア)各パーティクル毎に個性をもたせたCPSの振る舞いの調査 (イ)探索局面に応じた適応的なパラメータ調整の方法の検討 (ウ)pbest方向の速度ベクトルの確率密度関数への非対称正規分布の導入 (エ)決定変数の座標軸方向への依存性を排したVector型PSOへの非対称正規分布の適用 (オ)非対称正規分布が,これに対応する一様分布に比べ優れることの理由の調査 (カ)近傍構造を導入することで多様性維持効果を高めたPSOとの探索性能や挙動の比較 (キ)実数値GAやCMA-ESといった他の確率的最適化手法との探索性能や挙動の比較 当初の計画と順序が前後したが,22年度までにおいて,主に(キ)についての理論解析を重視した調査を行い,成果を公表するに至った.
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