本研究では、モロッコ王国およびインドネシア共和国の教師と生徒の、学習と教授における多様な資料の活用と学校図書館の充実についての認識を検討した。モロッコ王国では、東部の町ウジダ、南部の町エルラシディアで、現地の教育行政担当者、小学校教師らに対してインタビュー調査を行った。また、インドネシア共和国のジャワ島のイスラーム寄宿学校2校の女性見習い教師と女子高校生に調査に協力してもらい、約1年間のアクション・リサーチを実施した。これらの調査で入手したデータに基づき、開発途上国の学校図書館開発援助に関するモデルの構築を進めた。
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