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2011 年度 実績報告書

多段複合型工程を対象としたスケジューリング・システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22700258
研究機関岩手県立大学

研究代表者

岡本 東  岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (10305310)

キーワードスケジューリング / 多段複合型工程 / 分解工程 / メタ戦略 / 情報システム
研究概要

1.生産計画・スケジューリング手法の開発
在庫計画・輸送計画を除いた生産計画・スケジューリングの統合手法を開発した。余剰部品の発生を抑止しつつ,需要予測や受注を元にした生産量を満たす生産計画・スケジューリングを行うため,(1)ヒューリスティックを元にした手法,(2)組合せ最適化問題として定式化し既存のメタ戦略を適用した手法,(3)各品目の生産量を統計的な分布を持つ値として表現し,そこから求められる資材所要量や余剰部品の量の分布を求める手法の3つを開発し,数値実験を通して比較を行った。
多くの場合,(1)が有効であり,計算時間に余裕がある場合には(2)が有効であった。(3)では,計算量が多い割に前述手法と比較して特に優れた結果が得られていない。
2.多段複合型工程に適合するAPS (advanced planning and scheduling)モデルとスケジューリング手法の開発
SCP,ロジスティクス,生産計画・スケジューリングを考慮したモデルを作成した。また,このモデルに基づき,既存のスケジューリング手法の組合せを比較した。多くのテスト問題においては,先行研究で開発した,生産スケジューリングと輸送の統合スケジューリングのためのメタ戦略手法が有効であった。
3.多段複合型工程をもつサプライチェーンを対象としたシステムの実装
先行研究で構築したウェブベースのスケジューリング・システムに機能を追加することによって実装を行った。過去の開発において障害となったSVG (Scalable Vector Graphics)とECMAスクリプトの組合せに関する問題の多くは,各社ウェブブラウザの改良によってほぼ解決し,目標とした仕様通りに構築できた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 特性解析に基づく生産スケジューリング手法2011

    • 著者名/発表者名
      岡本東, 菅原光政
    • 雑誌名

      日本設備管理学会誌

      巻: Vol.23 ページ: 19-24

    • 査読あり
  • [学会発表] Production Planning and Scheduling for Multistage Composite Process2011

    • 著者名/発表者名
      Okamoto, A.
    • 学会等名
      International Conference on Production Research 21
    • 発表場所
      Liederhalle, Stuttgart, Germany
    • 年月日
      2011-08-02

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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