研究概要 |
すべての主要(評価)変数の有意性を示すことを目的とする臨床試験の計画と解析について,統計的方法の研究・開発を行った.(1)主要変数の型ごとに標本サイズ設計法を構築した.そのうち,主要変数が連続量で正規分布に従う場合について,標本サイズの簡便公式を導出し,標本サイズと相関係数の関係を数理的に明らかにした.(2)試験治療の対照治療に対する優越性と非劣性を組み合わせて評価する方法の改善の可能性を示した.(3)検定の保守性を緩和させる2つの方法を比較し,試験に必要な標本サイズに実質的な差が生じないことを明らかにした.
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