研究課題
1.GPSで記録された地盤変動率の変化は地震予測のために有用な情報があるかどうかを検証した。地盤変動率変化(MRV)フィルタを使って、ニュージーランド、カリフォルニア州、日本におけるGPS時系列から、短期の信号を抽出した。結果は、GPS信号が大地震によって引き起こされていなく、ポアソンモデルに対して大地震を予測するための2~4の確率利得を与えることを示す。これらの結果は、非カタログ情報は大地震の予測を改善するために、地震カタログデータに基づく確率モデルを拡張するために使用することができる。2.地震発生の短期的なクラスタリングのETASモデルに基づいて、与えられた時空間ウィンドウで最大地震のマグニチュードの確率分布の計算に関連する理論や手法を提案した。この手法は、日本地域の1926-2009年間の地震活動データに応用した。これは、大地震を持っている可能性が最も高い地域は東北(東北)アークと千島弧に沿って、南海と東海地域よりもはるかに高い確率であることを判断した。3.複雑な地震活動パターンから有用な物理的信号を抽出するために、ETASモデルと確率除群法に基づいて、常時地震発生率の時間変動の推定手法を開発した。この手法は、中国雲南省で地震を研究するために適用され、2004年スマトラ沖Mwは9.2地震が発生した後に常時地震発生率の急速増加を識別した。このように、カタログ情報に基づいて、他の物理過程の存在の検出方法を提供する。4.時空間ETASモデルに基づく予測ソフトを開発した。このモデルは、CSEP実験に提出されており、最高のモデルの一つであることが示されている。5.特に群発地震活動がある地域で地震クラスターを判定するために、新しいCURATE除群法を開発した。以前の除群法とは異なって、この方法は地震と地震間の相互作用に関連した物理的なプロセスについての直接な仮定がなされていない。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 4件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Journal of Geophysical Research
巻: 1 ページ: 1-10
10.1029/2012JB009222
Bulletin of the Seismological Society of America
巻: 103 ページ: -
10.1785/0120120063
Geophysical Journal International
巻: 191(2) ページ: 653--658
doi: 10.1111/j.1365-246X.2012.05626.x.
Research in Geophysics
巻: 22, e6.
doi:10.4081/rg.2012.e8.
Chinese Journal of Geophysics
巻: 55 ページ: 1695-1709
doi:10.6038/j.issn.0001-5733.2012.05.026.
巻: 189 ページ: 1734-1740.
DOI: 10.1111/j.1365-246X.2012.05456.x.
International Journal of Geophysics
巻: 2012 ページ: 1-3
10.1155/2012/217923
Community Online Resource for Statistical Seismicity Analysis
巻: 1 ページ: 1-42
10.5078/corssa-79905851
http://www.ism.ac.jp/~ogata/Ssg/ssg.html