インスリン波形の情報処理機構の解明

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22700310
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生体生命情報学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 久保田 浩行 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (40376603)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: システムズバイオロジー / インスリン / シグナル伝達 / 時間情報コーディング

研究概要

生体内の血中インスリンパターンは複数のパターンからなり、その時間パターンは代謝制御に重要であることが報告されて理いる。しかしながら、インスリンがどのように下流の複数の代謝を制御しているかは不明のままである。我々は実験とシミュレーションを用いた解析から、AKT経路がインスリンの異なる時間パターンを多重化し、下流の分子を時間パターン依存的に選択的制御できることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] AKT経路の情報多重化によるインスリン作用の時間情報コーディング (2012)
  • 著者名/発表者名: 久保田浩行、野口怜、豊島有、尾崎裕一、宇田新介、渡辺可奈子、小川渉、黒田真也
  • 雑誌名: Molecular Cell 巻: 46巻 ページ: 820-832
  • DOI: DOI:10.1016/j.molcel.2012.04.018
  • 査読あり
• [雑誌論文] AKT経路の情報多重化によるインスリン作用の時間情報コーディング (2012)
  • 著者名/発表者名: 久保田浩行、黒田真也
  • 雑誌名: 実験医学 巻: 30巻 ページ: 2609-2612
• [雑誌論文] AKT経路の情報多重化によるインスリン作用の時間情報コーディング (2012)
  • 著者名/発表者名: 久保田浩行、黒田真也
  • 雑誌名: 新着論文レビュー
  • URL: http://first.lifesciencedb.jp/archives/5054
• [学会発表] Temporal Coding of Insulin Action through Multiplexing of the AKT Pathway (2012)
  • 著者名/発表者名: 久保田浩行
  • 学会等名: JSDB&JSCB2012、
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 20120528-0531
• [学会発表] AKT経路の情報多重化によるインスリン作用の時間情報コード (2011)
  • 著者名/発表者名: 久保田浩行
  • 学会等名: BMB2011
  • 発表場所: パシフィ コ横浜
  • 年月日: 20111213-1216
• [学会発表] Temporal Coding of Insulin Action through Multiplexing of the AKT Pathway (2011)
  • 著者名/発表者名: iroyuki Kubota
  • 学会等名: ICSB2011
  • 発表場所: Heidelberg, Germany
  • 年月日: 20110828-0901
• [学会発表] インスリン作用のAKT経路による多重情報コード (2010)
  • 著者名/発表者名: 久保田浩行
  • 学会等名: BMB2010
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 20101207-1210
• [備考]
  • URL: http://kurodalab.bi.s.u-tokyo.ac.jp/ja/index.html