研究課題
若手研究(B)
単細胞生物・真性粘菌は、中枢神経系を持たないが、環境刺激情報の記憶、最適化問題解決等の高度な情報処理を実現する。こうした自律分散型情報処理は、自発的に伸縮する繊維状タンパク群が、時空間振動ダイナミクスを自己組織化することにより実現するものと考えられる。本研究では、粘菌の自発的挙動に応じて光刺激をフィードバックするシステムを構築することで、時空間ダイナミクスが情報処理機能を創発する機序を解析し、その過程を再現する数理モデルを導出した。さらに、粘菌に類似したダイナミクスをもつ、近接場光相互作用する量子ドット系を用い、最も難しい組合せ最適化問題の一つである充足可能性問題の解探索を実現するシステムのアイデアを具体化し、特許出願を実現した。
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