研究代表者は、バイオインフォマティクスの手法により、進化的に高度に保存された翻訳後修飾因子としてUBL3を同定した。そして、UBL3が膜分画に局在し、ユビキチンのように他分子に対して翻訳後修飾する事を示した。しかし、UBL3の機能的実態は依然として不明であっため、会合分子の同定を含めた機能解析を推進させた。その結果、いくつかのUBL3結合分子の同定に成功した。更に、UBL3による翻訳後修飾であるUBL3化を促す分子群を同定し、それらがUBL3と結合する事を発見した。以上の発見は、UBL3化を介した新たな膜移行システムの存在を示唆している。
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