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2010 年度 実績報告書

新規オートファジープローブKeimaによりパーキンソン病発症機構を可視化する

研究課題

研究課題/領域番号 22700381
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

片山 博幸  独立行政法人理化学研究所, 細胞機能探索技術開発チーム, 客員研究員 (00415126)

キーワードオートファジー / マイトファジー / パーキンソン病 / Keima / 蛍光タンパク質 / Parkin
研究概要

1.オートファジープローブKeimaの論文投稿。
論文に必要なデータをすべて用意。現在論文投稿中。
2.マクロオートファジー以外のオートファジーによるミトコンドリアオートファジーの解析。
オートファジーには現在最も研究が進んでいるマクロオートファジーの他に、異なったメカニズムのオートファジーも幾つか存在することが知られている。本研究で用いるKeimaはこのマクロ以外のオートファジーも検出可能であり、Keimaを用いてこれらのオートファジーが障害ミトコンドリア除去に関与しているかどうかを検討した。ミトコンドリア局在型mKeima(mt-mKeima)とマクロオートファジー不能細胞を用い、ミトコンドリアオートファジー(マイトファジー)を観察したところ、(1)マクロオートファジー以外でも障害ミトコンドリアが分解除去されること。(2)その分解除去にはマクロオートファジーの時と同様Parkinの存在が必要であること。(3)PI3K阻害剤はこのマイトファジーを阻害すること。などが明らかになった。今後、このメカニズムの詳細とパーキンソン病発症との関連性について解析を行い、さらに創薬のターゲットになりうるか否かを検討する。
3.パーキンソン病の発病メカニズム解析を目的とした、神経細胞特異的mt-mKeima発現トランスジェニックマウスの作製。
トランスジェニックマウスの作製は当研究所トランスジェニックマウス作製サービスに依頼する予定であったが、神戸理研の研究室に共同研究の形で作製してもらえることになった。現在作製→評価中。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Keima, a lysosomal proteases-resistant and pH-sensitive GFP-like protein, enables the visualization of autophagy.2010

    • 著者名/発表者名
      片山博幸
    • 学会等名
      第62回日本細胞生物学会大会
    • 発表場所
      大阪府大阪市
    • 年月日
      20100519-20100521

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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