研究課題
若手研究(B)
神経堤細胞における遺伝子発現の責任となるエンハンサー領域と、そこに結合する転写因子を同定するため、エンドセリンA受容体遺伝子プロモーター領域のルシフェラーゼアッセイを行い、転写開始点近傍で2つの転写因子がタンデムに結合する配列約30塩基の重要性が明らかになった。マウス生体内の神経堤細胞ではこのエンハンサー活性のみでは組織特異的高発現が得られず、他の領域との協調が必要であると考えられた。Cre発現アデノウィルスとノックインベクターを用いた受精卵での遺伝子導入の検討では、lacZ発現アデノウィルスの感染によって高い発現が受精卵で得られたものの、その後の胚発生率に悪影響を及ぼすため、その克服が重要な課題となった。
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巻: 11 ページ: 371-7
DOI:10.1016/j.gep.2011.04.0001
Development
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