研究課題
若手研究(B)
本研究ではヒト免疫系再構築マウスの作製を目的とし、重度免疫不全NOGマウスへヒト遺伝子を導入したTgマウスを樹立した。得られた2系統のTgマウス(HLA-DR4 Tg, IL-3/GM-CSF Tg)へヒト造血幹細胞を移植し、ヒト免疫系の解析を行ったところ、HLA-DR4 TgマウスはヒトT細胞機能が亢進し、抗原特異的ヒトIgG抗体の産生が認められた。またIL-3/GM-CSF Tgでは、マスト細胞や好塩基球などのアレルギー関連細胞の分化亢進が見られ、生体内受動アレルギー反応の誘導に成功した。これらTgマウスは、創薬のための前臨床試験へ適用できる可能性があり、医学への貢献が十分に期待される実験動物である。
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