研究課題
若手研究(B)
骨や歯を構成する硬組織は結晶構造を持つアパタイトを含み、アパタイト結晶のナノレベルの異方性構造が組織強度に影響を与える。本研究では、この結晶構造に注目し、X線回折など非破壊・非接触的な構造解析技術を利用した歯牙強度評価法を提案した。本手法により、エナメル質内アパタイトの形態や、負荷時に歯牙表面に生じる局所的なひずみ分布を高分解能に検出することが可能になった。本技術は歯牙組織の欠損予測やインプラント適合性評価といった歯科診断への適用が期待される。
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Journal of the Mechanical Behavior of Biomedical Materials
巻: Vol.10 ページ: 176-182