研究課題
若手研究(B)
肩腱板が断裂している者の中で肩関節に疼痛を有する者(有症状群)と有さない者(無症状群)の違いを運動学的に検討した。各群10名(計20名)の肩関節挙上運動を3次元動作解析装置にて測定したところ、挙上60°、90°、120°での肩甲骨外旋において有症状群が無症状群より有意な低下を示した。このことから、肩挙上運動時に肩甲骨を外旋させる筋の機能が腱板断裂を有する者における疼痛発生に関係している可能性が示された。