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2011 年度 実績報告書

ポストポリオ症候群に対する運動療法を中心とした介入法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22700557
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

鈴木 由佳理  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 講師 (80440684)

キーワードポリオ / ポストポリオ症候群 / 身体機能評価
研究概要

平成22年度に行った記名式アンケート結果では,PPS該当者156名(91.2%),PPS非該当者14名(8.8%)であった.この結果をもとに,PPS該当者を「症状増悪群」,PPS非該当者を「症状安定群」として,身体機能評価を実施した.平均年齢は症状増悪群59.5±6.4歳,症状安定群60.9±6.8歳であった.BMIは症状増悪群22.8,症状安定群23.0,脚長差は症状増悪群2.9,症状安定群2.8であり,有意差はなかった,血液データでは,血清CK値が症状増悪群238.3(IU/L),症状安定群162.8(IU/L),血清Mb値が症状増悪群40.3(IU/L),症状安定群35.8(IU/Dと,血清CK値・血清Mb値ともに症状増悪群でやや高値であるも有意差はなかった.嚥下機能スクリーニングでは,RSSTにおいて症状増悪群4.7回,症状安定群5.0回,MWSTにおいて症状増悪群5.0回,症状安定群4.9回であり,RSST,WSTともに2群間の有意差はなかった.下肢筋力をみると,不良側MMTmv7(7筋におけるMMT平均値)は症状増悪群1.7,症状安定群2.4,良好側MMTmv 7は症状増悪群3.8,症状安定群4.1であり,やや症状増悪群が低値を示した(有意差なし).1日平均歩数は症状増悪群4,743歩,症状安定群4,813歩,歩行速度は症状増悪群3.5±0.9km/h,症状安定群3.6±1.1km/hであり,いずれも有意差はなかった.
今後,「症状安定群」と「症状増悪群」それぞれ10例ずつの参加を得て生活内容の詳細を確認すると同時に,下肢および上肢の当該症状筋を中心に,表面筋電図周波数分析により疲労発現様式を評価する.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

体調不良により研究活動を行えない期間が生じたため.

今後の研究の推進方策

被検者の協力を仰ぎ大学病院での実験を行うため,被検者の予定を十分把握し余裕を持った日程を設定する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ポリオ経験者への介入方法の違いによる経時的変化2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木由佳理
    • 学会等名
      第27回日本義肢装具学会学術大会
    • 発表場所
      TFTビル(東京)
    • 年月日
      2011-10-22

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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