• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

筋電・ケーブル混成インタフェースと精密・力把持機能を有する電動義手の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22700579
研究機関東京電機大学

研究代表者

大西 謙吾  東京電機大学, 理工学部, 准教授 (70336254)

キーワード義手 / ハンド / 生体機能利用 / リハビリテーション / 知能機械 / 筋電制御
研究概要

義手の手先具の開閉を行う各々独立した2体系である筋電制御方式とBowdenケーブル方式を融合したハイブリッド方式を提案することで,多機能義手に新たな操作体系と義手ハンドのメカニズムを確立し,より作業性に富んだ義手の可能性について検討する.筋電制御方式とBowdenケーブル方式のそれぞれのインタフェースにより義手ハンドの指先の位置・力の動作精度を調査する実験を行うことで,精密・力把持機能を有する義手ハンドのメカニズム開発のための数値目標(仕様)を明確にする,また,このデータを基に,従来方式と新方式との巧緻性評価試験を行う実験項目を検討する.義手の筋電・Bowdenケーブルハイブリッド制御が随意的な精密把握と力把握の二機能を共存させうる可能性を調査し,ヒューマン-メカトロニクス・インタフェースと多機能義手ハンドの確立を目指す.
本年度は,筋電制御方式とBowdenケーブル方式のそれぞれのインタフェースにより義手ハンドの指先の位置,ならびに指先に加わる力の制御精度を調査するための実験装置の作成と,装置の基礎実験を行った.筋電制御方式は市販の筋電義手を購入し,装置を作成.Bowdenケーブル方式についても市販の能動義手用のワイヤなどを用いて装置を作成し,それぞれの装置の動作特性を求めた.そして,被験者実験の実験プロトコルを定めるための先行実験を行った.また,市販の筋電義手の指フレームを改造した義手ハンドを作成するため,市販の筋電義手の部品のCAD・CAE化を行った.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 筋電制御と義手のユーザビリティの向上2010

    • 著者名/発表者名
      大西謙吾
    • 学会等名
      第26回日本義肢装具学会学術大会
    • 発表場所
      川越プリンスホテル
    • 年月日
      2010-10-24
  • [学会発表] Multimodal Sensor Control for Orientating the Hand of a 3-DOF Transradial Myoelectric Prosthesis2010

    • 著者名/発表者名
      Kengo Ohnishi, Isamu Kajitani
    • 学会等名
      The 13th World Congress of the International Society of Prosthetics and Orthotics (ISPO 2010)
    • 発表場所
      Leipzig Exhibition Centre(Leipzig, Germany)
    • 年月日
      2010-05-10

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi