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2012 年度 実績報告書

認知機能における身体運動の有効性に関する研究 ~脳構造の観点から~

研究課題

研究課題/領域番号 22700589
研究機関公益財団法人明治安田厚生事業団

研究代表者

中原・権藤 雄一  公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員 (60573764)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード身体運動 / 有酸素能力 / 認知機能 / 脳構造 / MRI
研究概要

身体運動を行うことによって認知機能を改善するという知見はあるものの、未だ不明な点が多い。そこで本研究課題では、認知機能における身体運動の有効性について、有酸素能力の相違によって影響を及ぼすかどうかについて検討し、さらに脳構造という観点からも検討を加え、身体運動による認知機能改善におけるメカニズムの一端を探ることを目的とした。
本年度は、61~75歳の男性高齢者16名(68.3±4.1歳)を対象に、最大酸素摂取量と認知機能との間に関連性があるかどうかについて調べた。認知機能の計測として、Go/No-Go課題、ストループ課題、ATMT(Advance Trail Making Test)、単純計算課題を用いた。また被験者の脳MR画像を用いて、Voxel-based morphometry (VBM)法により画像解析を行い、脳の局所灰白質量と各認知課題、ならびに最大酸素摂取量との関係を検討した。
その結果、最大酸素摂取量とGo/No-Go課題、ストループ課題、ATMTのそれぞれの回答に対する反応時間と単純計算課題における正解数ならびに平均解答時間との間には有意な関係はみられなかった。また、年齢による最大酸素摂取量の個人差を統制するために、各年齢の平均値に対する偏差値を算出し最大酸素摂取量の偏差値との関係も検討したが、有意な関係はみられなかった。さらに、VBMを行った結果、ATMTの反応時間と脳の局所灰白質量との間に有意な関係がみられたが(P<0.05, FDR(false discovery rate))、最大酸素摂取量と脳の局所灰白質量との間には有意な関係はみられなかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] THE INFLUENCE OF EXTRACURRICULAR AEROBIC EXERCISE EXPERIENCE ON PSYCHOLOGICAL WELL-BEING IN MALE UNIVERSITY STUDENTS2013

    • 著者名/発表者名
      Nakahara-Gondoh Yuichi, Nagamatsu Toshiya, Sensui Hiroomi, Fujiwara Seisuke and Fujimoto Toshihiko
    • 学会等名
      18th annual Congress of EUROPEAN COLLEGE OF SPORT SCIENCE
    • 発表場所
      Barcelona (Spain)
    • 年月日
      20130626-20130629
  • [学会発表] 男子学生におけるBMIと精神的健康度の関係2012

    • 著者名/発表者名
      中原(権藤)雄一、永松俊哉、泉水宏臣、菊池篤、千葉登、藤本敏彦
    • 学会等名
      第67回日本体力医学会大会
    • 発表場所
      長良川国際会議場(岐阜)
    • 年月日
      20120914-20120916

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公開日: 2014-07-24  

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