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2012 年度 実績報告書

車いすアスリートの栄養サポートのあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22700636
研究機関独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター

研究代表者

元永 恵子  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 契約研究員 (20330516)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード車いすアスリート / エネルギー消費量 / 座位安静時 / ハンドエルゴメーター / ローラー運動
研究概要

エネルギー必要量推定のための知見を得ることを目的として、車いすトップアスリートの各種運動時のエネルギー消費量の測定を平成23年度末に実施し、24年度前半はその分析を進めた。対象は脊髄損傷で腹筋が機能しない、クラスT53の30歳代男性2名である。体重は選手Aが58.5kg、選手Bは66.0kgであり、選手Aは選手Bよりも損傷部位が高く障害が重い。
エネルギー消費量測定は生体ガス分析装置(ARCO-2000、アルコシステム社)にて行った。早朝空腹時に安静座位の状態と、食後3時間後からハンドエルゴメーター(以下エルゴ、MONARK社)とローラー(車いすレーサーは選手の私物を使用)による運動時のエネルギー消費量を測定した。
座位安静時エネルギー消費量は選手Aで1,180kcal/日、選手Bで1,580kcal/日であった。、体重あたりでは選手Aで20.2kcal/kg/日、選手Bで23.9 kcal/kg/日となり、いずれも健常者で示されている数値と比べて低かった。
エルゴ漸次運動負荷テストとローラー漸次運動負荷テストでは、エルゴ運動の方が選手の主観的負荷が大きかったが、エネルギー消費量はローラー運動の方が高かった。またいずれも選手Aの方が選手Bよりもエネルギー消費量が低かった。これらの運動のエネルギー消費量を安静時エネルギー消費量で除すと、選手間の差はエルゴ運動・ローラー運動ともに少なくなり、特にインターバルトレーニングでは選手Aと選手Bで近似した値となった。
ただしローラーのインターバルトレーニングでは、3回実施した中での個人内変動、選手Bでは日間変動による差が確認できたこと、また座位安静時エネルギー消費量測定値について再検討する必要も考えられたことから、平成24年度末に同一被検者で再度同様の測定を実施し、現在分析を進めている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 車いすアスリートのエネルギー消費量測定の事例報告2013

    • 著者名/発表者名
      元永恵子, 三井利仁, 馬淵博行, 近藤衣美, 亀井明子, 川原貴
    • 学会等名
      第22回日本障害者スポーツ学会
    • 発表場所
      和歌山市
    • 年月日
      2013-01-26
  • [学会発表] 脊髄損傷アスリートの運動時エネルギー消費量に関する事例的検討2012

    • 著者名/発表者名
      元永恵子, 三井利仁, 馬淵博行, 近藤衣美, 亀井明子, 川原貴
    • 学会等名
      第23回日本臨床スポーツ医学会学術集会
    • 発表場所
      横浜市
    • 年月日
      2012-11-03

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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