研究概要 |
β_2アゴニスト・clenbuterol(CLE)と合成グルココルチコイド・dexamethasone(DEX)が白色脂肪、褐色脂肪の各種アドレナリン受容体、グルココルチコイド受容体、各種脱共益型蛋白質(UCP) mRNA発現に及ぼす影響を検討した。また、これら受容体発現と脂肪組織の可塑性との関連を合わせて検討した。CLE投与により白色脂肪のみ減少したが、DEX投与では白色脂肪組織である腎周囲脂肪と褐色脂肪の重量は減少した一方で白色脂肪組織の精巣周囲脂肪の重量は増加した。これら応答性の違いと各種アドレナリン受容体,グルココルチコイド受容体、UCP mRNA発現パターンは脂肪タイプに依存していることが明らかとなった。
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