カルノシン摂取が筋疲労を軽減させる作用機序の解明

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22700665
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: スポーツ科学
• 研究機関: 環太平洋大学
• 研究代表者: 前村 公彦 環太平洋大学, 体育学部, 准教授 (40454863)
• 連携研究者: 和田 正信 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (80220961) ; 鈴木 康弘 国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部・研究部, 研究員 (00392697)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: カルノシン / 骨格筋疲労 / サプリメント

研究概要

近年、カルノシンは、筋疲労の軽減に寄与する可能性を秘めたサプリメント素材として国内外で注目をあびてきている。本研究では、カルノシン摂取が筋疲労を軽減させる作用機序の解明を目的とし、カルノシン摂取が筋小砲体の機能に及ぼす影響および運動時における筋pH動態に及ぼす影響について検討した。その結果、カルノシン摂取による筋疲労の軽減は、筋小胞体の機能改善と筋pHの低下抑制が関与している可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Expression profiles of carnosine synthesis-related genes in mice after ingestion of carnosine or Szalanine (2012)
  • 著者名/発表者名: Takayuki M, Sato M, Maemura H, Takahata Y, Morimatsu F
  • 雑誌名: Journal of the International Society of Sports Nutrition 巻: 9(1) ページ: 15
  • DOI: DOI:10.1186/1550-2783-9-15
  • 査読あり
• [雑誌論文] いくつになってもスイスイ歩こう!つまづき・転倒はイミダゾールペプチドで防げる (2012)
  • 著者名/発表者名: 前村公彦
  • 雑誌名: 百年人生を応援する仁丹堂 巻: 5 ページ: 7-8
• [雑誌論文] 運動時の疲労とカルノシン・アンセリン (2010)
  • 著者名/発表者名: 前村公彦
  • 雑誌名: Food Style 21 巻: 14 ページ: 28-31
• [学会発表] カルノシン摂取が中長距離選手におけるコンディショニングおよび運動パフォーマンスに及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 前村公彦, 山本泰明
  • 学会等名: 日本体育学会第62回大会
  • 発表場所: 鹿屋体育大学
  • 年月日: 20110900
• [学会発表] 運動時の疲労とカルノシン (2010)
  • 著者名/発表者名: 前村公彦
  • 学会等名: 第64回日本栄養・食糧学会大会
  • 発表場所: アクティ徳島
  • 年月日: 20100500
• [図書] 野球少年の食事バイブル-強い選手は食事もスゴイ!(木村修一監修)野球少年の栄養学5,魔法の栄養成分,運動時の疲労とカルノシン (2010)
  • 著者名/発表者名: 前村公彦(木村修一監修)
  • 出版者: 女子栄養大学出版部