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2010 年度 実績報告書

体力および生理的ストレス状態からみた発達障害児特性

研究課題

研究課題/領域番号 22700682
研究機関静岡福祉大学

研究代表者

齋藤 剛  静岡福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (60413259)

キーワード発達障害 / ストレス / 体力 / 広汎性発達障害 / ソーシャルスキル教室
研究概要

本研究は、発達障害児の体力要素、ストレス状態の基本特性を明らかにすることを目的としている。平成22年度は、対象となる発達障害児を継続的に測定評価するために、静岡福祉大学にて発達障害児を対象としたソーシャルスキル(学習支援)教室を立ち上げることを目標とした。
教室の立ち上げに先立って学生スタッフの教育を綿密に行った。平成22年5月から12月までの期間に、特別支援学校、特別支援学級の教諭などを講師に招いて合計8回にわたって講習会を行った。
第一回から第三回は、藤枝特別支援学校教諭の弓削香織先生を講師に招いて、発達障害の基本的な区分や状況などから、実際の生活場面について発達障害児が感じている困難およびそれにどのように支援すべきかといった具体的な内容について講習をしていただいた。
第四回は静岡大学で行われているソーシャルスキル教室に関わっている学生スタッフの志田明日香さんに実際の教室運営についてそのスケジュールや教材の工夫、運営する上での課題などについて話をしていただいた。
第五回から第八回にわたっては、焼津市立大井川東小学校教諭の夏目徹也先生を講師に招いて発達障害児を対象とした授業の展開について、国語や算数といった教科ごとにその課題と対処法について話をしていただいた。
この講習を通じて、発達障害児にまつわる様々な課題がスタッフ間で共有でき、具体的な教室内容を検討することができた。
平成23年1月からは教室に参加する発達障害児の募集を地元の自閉症協会と連携して行い、2月から3月にかけて教室参加希望者に説明会を行い、教室参加者を5名に絞って教室の体制を整えた(ストレスフルな状況が顕在化すると考えられる3年生から6年生の児童を募集した)。この5名に関しては、保護者にインタビューを行い、wisk-IIIのデータを頂くとともに、東京自閉行動尺度などを用いて現在の発達障害の状況を把握した。

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公開日: 2012-07-19  

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